中秋節

中秋節

中秋節は中国旧歴の8月15日で、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれています。

今年の中秋節は9月24日。“中秋”に関する民間にある伝説をご紹介します。

昔々、空には10の太陽がありました。地上は焼けつくように熱く、河は干上がり、農作物や木々などが枯れて、人々は暮らせなくなってしまいました。その時、弓の名手ゲイ(后羿)が弓に矢をかけ、九つの太陽をつぎつぎと射落しました。最後に残った太陽は、それを恐れて「早朝に昇り、夕方に沈む」をいうゲイの求めを聞き入れました。こうして、季節が順調になり、木々や植物はすくすくと伸び、人々は平和に暮らせるようになりました。その後、ゲイは嫦娥(ジョウガ)を妻とし、仲むつまじい生活を送っていました。

そんなある日、西方の崑崙山に住んでいる女神の西母が持っている不死の薬を、不老長寿を望んでいるゲイが貰い、嫦娥に保存させました。しかし8月15日に、嫦娥はその薬を飲んで、月にある「広寒宮」へ舞い上がりました。猟をして戻って来たゲイは、嫦娥が月に奔った事を聞き、悲嘆にくれて嫦娥を思いました。

その後、毎年の8月15日に、ゲイは庭にテーブルを置いて、嫦娥が好きな果物を供えます。それを見た人々が、ゲイのように供え物を並べ、嫦娥を記念することが慣わしになって来ました。

現在では、中秋節の夜に一家が集まり、月見をしながら、月餅を食べます。